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歴史に選ばれてきたその草は、驚異の高性能素材

茶の湯や禅など、数々の独自文化を育んできた日本の畳。その長い歴史の中で、何故い草が材料として選ばれ、しかも今日に至るまで残ってきたのでしょうか。もしかすると、先人たちは気付いていたのかもしれません。
実は、い草という植物には様々な不思議な働きがあり、気付かないうちに、空間を心地良い状態に保ってくれているのです。

い草の魅力

い草の持つ力

日本では古くより「い草」とともに生活してきました。そんな「い草」が持つ自然の力をご紹介します。

1.優れた消臭性
い草は悪臭の原因となる様々な化学物質を吸着します。飲食店やオフィスでのタバコ臭、汗臭、その他の人間が感じる不快な大半の匂いの原因物質も抑え、気持ちのいい空気環境に整えます。しかも、その消臭機能は長年にわたって維持されます。

2.喘息、シックハウスの予防効果
い草の内部は六角形が重なったハチの巣のような構造で、その繊維と繊維の間には節があり、たくさんの小部屋を作っています。
内部の表面積が広くスポンジ状になったい草が呼吸することで、空気中の二酸化炭素やホルムアルデヒドを吸着し、室内の空気をきれいにしてくれます。

3.部屋の湿度を快適化
い草は非常に高い吸湿性を備え、乾燥時には蓄えた水分を室内に放出する特性を備えています。下記に記した図からも、湿度の変化に対応し、優れた湿度調整機能が分かります。

い草色

特徴

【原材料】
国産い草100%

【染め】無染土い草への染色
熟練職人が長年の経験を基に、天候、水、湿度、気温、色に応じてその都度顔料(塩基性顔料)の分量調整・配合を行います。

【最高級の織り】
座り心地を追求し、通常より約1割増(1畳あたり約300~350本増)の高密度で仕上げた最高級の織りです。使えば使うほど美しい光沢が増していきます。

【色・デザイン】
無地1色 / オリジナル色6色(紺、緑、からし、水色、桃、焦茶) / オリジナル柄3色(組子、四葉A、四葉B)

【へり】
い草の色や質感と相性の良い風合いのあるへりを使用しています。
素材:麻15% 綿85%、色:緑、紺、黄土色、茶、黒