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テラス席に最適な椅子の選び方

飲食店の屋外テラス席に椅子を設置する場合、素材やデザインなどからどう選んでいくべきか解説していきます。

テラス椅子の選び方

素材で選ぶ

テラス用の椅子ではどんな素材が使われているの?代表的な素材をいくつか紹介します。

  • プラスチック製(ポリプロピレン・ポリエチレン樹脂)
  • 木製(チーク材)
  • 金属製(アルミ・スチール)

大きく分けると上記の分類になります。それでは素材別に詳しく解説します。

プラスチック製

プラスティック製
ポリプロピレン

テラス向けの椅子では定番素材のP.P.(ポリプロピレン)。
テラス椅子で真っ先にイメージする素材ではないでしょうか。
選ばれる理由として、まず他の製品と比べて安価で購入することが可能です。
その上、P.P.素材は軽量で防水、耐薬品性に優れているため、 持ち運びも簡単で雨が降っても拭けばすぐに使える扱いやすさが魅力です。
ですが、直射日光や紫外線、雨ざらしになると劣化が急激に早まるので、使用しないときは屋内に撤去したり・パラソル等を併用するなど対策はする必要があります。
一時的に使用する事が多い場合や、こまめに撤去、移動が出来る場合はお勧めの素材です。

ポリエチレン樹脂

ポリエチレン樹脂は簡単に説明するともっとも多く使用されているプラスチックの一種で、食品容器、シャンプー容器、バケツなどに使用されています。
ポリエチレン樹脂編み込みの椅子やソファは高級感あるデザインです。
特徴としては、ほとんどの製品が編み込みのラタン調となっていて、リゾート施設でも広く取り入れられています。
対候性や耐久性にも優れ、雨ざらしでも劣化する心配がありませんし、燃えにくい素材としても重宝し、BBQや庭、屋外、テラスなど様々な場所で活躍することが出来ます。

木製(チーク材)

木製
チーク材

チーク材はクマズラ科と呼ばれる科目の広葉樹で、屋外やテラスで狂いの少ない最高の木材として認知されています。
テラスに人気で、カフェや観光地でもよく見かける素材です。
チーク材の特徴としては以下が挙げられます。

①耐久性

チーク材は木材の中でもそのものが堅く耐久性に優れています。
乾燥すると伸縮したり、反ったり、割れたりすることはなく、単純な耐久性に加えて摩耗にも強いです。
そのため、一生ものとして多くの家具が引き継がれていることもしばしばです。
また、湿度や温度にも変化が少ないため安定した木材であり、昔から船舶の材料としても使われたことから耐久性に優れていることを物語っています。

②防腐効果

チーク材は天然油分を多く含んでいるため、酸化・水分による腐食に強い耐性があります。
また、油分の中に含まれる成分にはテクトキノンという殺虫効果のある成分が含まれており、害虫の浸食を防ぐ効果が期待できます。
そのため、耐用年数が長くヴィンテージ家具としていまだに活躍している家具たちが多いわけです。

②美しさ

経年劣化とともに美しさを増す木目も人気の一つと言えます。
屋外の使用すると約1か月弱で白っぽく変化していきます。
これは最終的には金属のようなシルバーグレー色に変化し欧米ではこの変化もチーク材の楽しみとされています。

ただし、近年ではチーク材自体が高価になりつつあります。
また、屋外での使用の場合は経年劣化してしまうためチーク色でずっと楽しみたい場合には不向きでしょう。

アルミ・スチール

アルミ・スチール
アルミ

アルミというと一円玉を想像する方も多いのではないでしょうか?
その通りで、一円玉は小さいですがそれ以上に軽いですよね。
家具も同じでアルミを使った家具は非常に他の金属に比べて軽いので撤去や移動が楽に出来ます。
また、ステンレス以上の錆びにくさをもっていることや、錆びが発生しても白い膜となり、錆びが進行するのを防ぐ特徴があるため、屋外やテラスで使用するにはピッタリな素材でと言えます。
ただし、他の金属と比べてしまうと強度や耐久性が欠けるので注意が必要となります。

アルミ鋳物

鋳物とは溶かした金属をあらかじめ作製しておいた鋳型に流し込み、それを冷やすことで固めるというもの。
一度鋳型を作ってしまえば、同じサイズや形の製品を大量生産することができ、薄い製品やデザイン性の高い製品の製造も可能です。
金属そのものはアルミなので特徴は一緒です。
デザインに富んだものが多いので好きなデザインのものが見つかることでしょう。

スチール

スチールはアルミに比べ、衝突・擦れ・局所的に大きな荷重がかかるといった用途の耐久性に優れています。
しかしスチール自体は錆びやすい金属のため、塗装で幕を張り、錆びを防止する必要があります。
粉体塗装と呼ばれる塗装方法はキズがつきにくく、耐熱性・耐油性にも優れています。
最近では特殊な加工によりそのままの無機質なデザインで販売されることも多くなってきています。

デザインで選ぶ

次にデザインで選ぶというものです。素材の特徴がわかっても好きなデザイン出なければ購入意欲が湧きませんよね。
椅子の種類には様々なものがありますが、今回はテラス用に限定して紹介します。

サイドチェア

サイドチェア
サイドチェアとは肘掛けのついていない椅子のこと。
シンプルですっきりとした印象を与えてくれると共に、他の椅子と比べて小ぶりなため、テラスに設置してもす邪魔にならず使い勝手の良い椅子です。
また、様々なデザイン・素材のものもあるため迷ったらまず検討してみると良いと思います。スタッキング(積み重ね)出来るタイプもあるため、収納に困りません。

アームチェア

アームチェア
別名、肘掛け椅子。
左右に肘掛けがついている椅子を指します。腕を置くこととが出来るので体重を分散しくつろぐ事が出来ることを目的としています。
アームの高さ・長さ・形状・デザインは様々で色々な場面で活躍出来る椅子です。

ラウンジチェア

ラウンジチェア
ラウンジチェアとは、傾斜のある背もたれが特徴の1人掛用椅子のこと。
比較的に幅や奥行の広い構造になっており、ホテルや待合室なで使われ休息・談話することなどを目的とした椅子です。
最近では、テラス椅子でも多く見受けられることがあり人気のある椅子です。

スツール

スツール
スツールは背もたれや肘掛けもなく基本的にコンパクトに使用することが出来る椅子です。
さっと設置、撤収が出来るうえオットマンのように使用したり時にはテーブルとしてまで活躍出来て、他の椅子では出来ないスツールだけの良さがあります。
高さ・形状などは様々ですが、テラス用はまだまだ種類が少ないです。

ベンチ

ベンチ
ベンチは、数人が同時に座ることのできる横長の椅子のこと。テラス用としては一般的です。
大きさがあるので設置、撤収は小まめにすることが出来ませんがインパクトは絶大です。 素材は木製や金属製が一般的で長さは使用用途にあった長さを選ぶとよいでしょう。また、肘掛けもあり・なしタイプがあるので確認してみてください。

テラス椅子の一部を紹介しました。他にも、ラウンジャーやベット等もテラスに使用されることがあります。
自分の好みに合ったお気に入りの1脚を探してみて下さい。

シチュエーションで選ぶ

最後はシチュエーションで選ぶという方法です。
イメージ写真を3つほど紹介しますので参考にしてみてください。

ラウト
チェア:ラウト テーブル:TB2481

レストランを想定した空間ではナチュラルブラウンの座面は木製に見えますが、実際はポリスチレンを使用しております。
ステンレス素材も組み合わせた椅子になるので、高級感はそのままにメンテナンス等も簡単にできます。
セット品を使用することで統一感と大人空間を同時に演出しています。

マルセイユ
チェア:マルセイユ テーブル:ベネチアテーブル

全体的にダークトーンでまとめられた家具は落ち着いた場所を演出するだけでなく、万人受けする洗礼された空間に仕上がっています。たくさんの人たちがこの場所で休息や歓談する姿が目に浮かびます。

チーク
チェア:TSC-7 テーブル:TOR-9

全体的に木製(チーク材)を使用しており、落ち着いた空間に仕上がっています。
経年劣化を楽しめるチーク材では季節を感じるテラスでは相性抜群です。
中央のパラソルで日陰を作るだけでなく、非日常感を演出しています。

テラス・屋外で使用する場合は参考例のようにパラソル等を併用することで、実用性・居心地・椅子の保護が格段に上がります。
また、素材やデザインによってコーディネート等が変わり雰囲気も楽しめますのでイメージに合った椅子選びが重要になることがおわかりいただけたかと思います。

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