風に強いパラソルとは
パラソルにとって、最も注意すべき敵は「風」です。
突然の突風によってフレームが折れたり、天幕が破れたり、本体が転倒するといった事故は少なくありません。
屋外で使用する業務用パラソルでは、こうしたリスクを最小限に抑える設計が求められます。
この記事では、強風に強いパラソルを選ぶためのポイントと、
実際に採用されている耐風構造の仕組みについてわかりやすく解説します。
風を「受け流す」構造がカギ｜逃風（とうふう）構造とは
強風に「耐える」よりも「逃がす」発想から生まれたのが、近年注目されている逃風構造（ベンチレーション構造）です。
天幕を二重または多層に重ねたようなデザインで、風の通り道を確保することで、風圧を受け流します。
この構造により、突風による転倒リスクを軽減しつつ、
通気性が良いためパラソル下にこもる熱気を排出し、快適な空間を保つことができます。
特に夏場のテラス席やガーデンなどで活躍します。
逃風構造を持つおすすめパラソル
天幕素材で差が出る｜破れにくい「ポリエステル製」がおすすめ
パラソルの天幕素材には主にポリエステルとアクリルの2種類があります。
🔹ポリエステル製パラソルの特徴
- 伸び縮みが少なく強度が高い
- 寸法が安定しやすく、ロゴ入れにも適している
- コストパフォーマンスに優れている
ポリエステルは繊維がしっかりしており、強風程度では破れにくい耐久性を持っています。
また、生地の安定性が高く、お店のロゴや文字入れがしやすいのも魅力です。
🔹アクリル製との違い
アクリルは耐光性が高く色あせに強い一方で、
繊維がやや伸縮しやすく、衝撃には弱い傾向があります。
そのためコストは高めですが、高級感を求める店舗では根強い人気があります。
※ピースワークで取り扱うアクリルパラソルは、イタリアの「PARA社」と老舗メーカー「FUJI」による共同開発で、アウトドア専用に強化加工された生地を採用しています。
ポリエステル製のおすすめパラソル
骨組み（フレーム）から考える耐風性
パラソルの「骨（リブ）」の本数と構造も、風に対する耐久性を左右します。
骨の数が多いほど風に強く、安定感が増すのが基本です。
ただし、骨が多いほど本体が重くなるため、
使用場所（テラス・中庭・商業施設など）に応じて適切なサイズと重量バランスを選ぶことが重要です。
目安：
直径約1.8m（40インチ、1860Φ）クラスのパラソルでは、
骨が10〜12本程度のモデルが理想的です。
1本あたりの負担が分散され、強風時にも安定しやすくなります。
風対策におすすめ！骨数の多いパラソル
まとめ｜強風に負けないパラソル選びのポイント
風に強いパラソルを選ぶには、
1️⃣ 逃風構造で風を受け流す
2️⃣ 破れにくいポリエステル天幕を選ぶ
3️⃣ 骨の本数・材質をチェックする
の3つが重要です。
屋外テラスやカフェ、ホテルの中庭など、風を受けやすい環境でも安心して使えるよう、
耐風性に優れた業務用パラソルを選ぶことをおすすめします。
