
椅子やソファーの下地の話
下地とは・・?
下地とは中身の部分になります。中がどのような仕様で作られているかのお話です。
この下地によって座り心地や耐久性も変わってくるので椅子やソファーにとって非常に重要な部分なんです。
下地にはいくつかの種類がありますが、こちらでは代表的な下地を見ていきたいと思います。
まずはこちらの「ウェーピング仕様」から。
「ウェーピング仕様」とは、
糸を巻いた細かいゴムをベルト状に編んだもので、伸縮性のあるベルトを格子状に張る仕様です。
座った際に適度な弾力が得られます。
椅子タイプに使われることが多い下地になります。
続いて、「Sバネ仕様」
Sバネ仕様とは、文字通りS字型をした鋼製バネを用いた仕様になります。
適度な弾力性と耐久性を備えていて、ソファー用の緩衝材として最も広く使用されています。
続いては「軟質モールド」
金型による成形ウレタン。
安定した寸法精度に加え、木枠では表現できないような形状を作れます。
通常のウレタンと比べて、ヘタリが少ないと言われています。
そして最後に、「硬質モールド」
こちらも金型による成形品になります。
耐久性と見た目以上の軽さが特徴です。
これらの下地は普段目につかないものなので、あまり意識されないかと思いますが、
椅子など使用感に直結する大事な部分なので、どういった下地が使用されているのかチェックされることをおススメします。
今回は上の4つをご紹介しましたが、下地には他のタイプもありますので
気になる商品の下地についてわからない点がありましたらお気軽にお問い合わせください。
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